股関節の痛み解消のための
施術股関節痛専用の自己療法

施術のみでも回復できる方の状態
  • 違和感や痛みが出てからの期間が短い
  • 体幹の歪みが少ない或るいは歪みが簡単に解消できる
  • 歪みを整えると元に戻りにくい
  • 股関節周辺組織の筋肉・筋膜の癒着がないか少ない

※これらの状態に多くあてはまる方は施術だけでも股関節の痛みがスムーズに改善します。

施術+自己療法コースをおすすめする状態
  • 違和感や痛みが出てから数か月以上経過している
  • 腸骨、仙骨、仙腸関節、仙骨の歪みが定着していてすぐに戻ってしまう
  • 股関節周辺組織の筋肉の癒着が少なく、靭帯の過緊張や関節包にも問題がある
  • 仕事で多少の痛みを我慢しながらも動かざるを得ない

※期間の経過とともに悪化していて、週1程度の施術では一進一退を繰り返すようなケースは、自己療法を習い毎日10分~15分程度の自己療法を実践することで回復を早めていくことができます。

写真中:自然形体療法の宇野会長(当院の前院長)も自然形体療法に出会うまで何十年も股関節の痛みに苦しんだ体験者です。
だからこそ股関節の痛みに特化した専用自己療法が生まれました。

宇野会長が語る。股関節の痛み回復までの道のり

1. 股関節が痛い歴40年!だからこそできた解消法

 

股関節は360度回転する自由関節です。

例えば膝関節や肘関節などは曲げる伸ばすというシンプルな動きをします。

これに対し股関節や肩関節は360度の円運動をします。

この股関節の自由な動きを支える筋肉は数多く、しかも深部にまで幾重にも折り重なっています。

実はこれが、股関節痛解消の大きな問題でした。

手術はいや、

だけど痛みに耐えられない。

 

 

なんでこんなに痛い?

どうしたらいい?

どこかいい病院は?治療院は?

どんな治療法がある?

 

ようやく自然形体療法にたどりつくまでの40年間は思い出したくもないほどの苦しみとみじめな日々でした。

悪戦苦闘の日々に中でようやく痛みのない生活

を取り戻した私は一気に青空が広がりました。

 

この体験を広く皆様にお伝えしようと関西予防医術研究所(現在ICHI)の運営と並行して自然形体療法総本部の事務局長を引き受けたのが約20年前。

 

創始者の山田先生がお亡くなりになり今は私が総本部の会長として今度は股関節の痛みに苦しむ全国の皆様に手を差し伸べる立場になりました。

 

どうぞ、一日も早く痛みのない生活を取り戻してください。

私が体得した股関節の痛み解消法を喜んで股関節症「仲間」のあなたにお教えします。

 

まずは、なぜ股関節が痛いのかということについての独自見解から説明させていただきます。

 

 

2.「股関節の痛みの原因は股関節転位か周辺筋肉の緊張痛である」

 

 

軟骨がすり減っているから?

間隔が狭くなっていることが原因?

臼蓋の問題?

 

股関節の痛みは、股関節の転位か周辺筋肉及び周辺組織(靭帯、関節包.腱)の過緊張か、

過緊張の結果もたらされる異常であるというのが結論です。

 

筋肉の過緊張という状態が股関節の可動範囲を狭め、痛みをもたらす直接原因であると考えています。

 

では、なぜ筋肉が緊張しているのか、

緊張をもたらしている根本原因がどこにあるか探り特定することから施術は始めます。

 

確立された検査法の手順に従って根本原因を探ります。

 

それが特定できれば豊富な手法の中から最適な手法を選択し、施術すれば過緊張は解消する。

結果的にあの嫌な股関節の痛みから解放されるというわけです。

原因特定のための検査法と原因解消法は詳細に個別具体的に確立されています。

 

 

股関節の転位(本来の場所からずれている状態)と

筋肉の過緊張を解消する手法は、

身体を支配する脳へのアプローチと約6000もある手法の正確な選択と実施で着実にできていきます。

 

こうして文章に書くと簡単ですが実際は複雑で、個人差が多く難しいです。

そして、万全ではありません。

 

人体の小宇宙といわれるほどに身体の営みは広くかつ複雑でわからない領域の方が広いのです。

わからない時、自信がない時は正直にその事実を伝えることしかありません。

それが施術家の責任です。

 

また、医学でしかできない領域は医学にお願いするしかないことはあらかじめお伝えしておきます。

. 施術に際して「やってはいけないこと」があります。

 

1.可動範囲を超えるような強い動きをしません。

強い動きは更なる緊張をもたらしてしまうからです。

 

 

2. 股関節が痛いからと言って痛い部分の筋肉を強い力で、揉んだり、叩いたり、引っ張ったり一切しません。

 強い刺激を与えるとその瞬間は楽になったように感じられます。

しかし、身体を支配している脳は自己防衛のため強い刺激に対しては、瞬時に深い部分で力を入れて身を守ろうとします。

これが更なる筋肉の緊張を高め、股関節の痛みを強める結果になるからです。

 

 

3. 痛みを伴うストレッチや筋トレはしてはいけません。

また、強い刺激や急速な動きを伴うことも同じ理由でしてはいけません。

強い刺激、早い刺激に対して脳は瞬時に自己防衛反応としての緊張をもたらします。

 

 

4. 過緊張は過緊張を指示する脳の命令を解除すれば解消できます。

そのノウハウを駆使して股関節周辺の過緊張解消を行います。

ただし脳へのアプローチだけではなく、物理的に伸ばした方がいい場合もありま す 。

一本の筋肉が癒着などの原因で固まり縮んでいる場合です。

この場合は物理的に牽引や、独自のMCという施術道具を使って癒着を解消しながら進めることになります。

 

 

 

5. 何事も無理は禁物です。

痛みは身体の赤信号です。

赤信号は止まること。

身体が嫌だといっていることをしてはいけません。

悪化させるだけです。

4. 安易に考えないでください。でも必ずよくなります。

 

 

現在の自分の身体の状態

股関節が悪くなった根本的な原因を把握し、

正しい動きや手入れ法を知り、

日々実践すること。

これが股関節痛から逃れる第一歩です。

 

そのため関西自然形体院 ICHI では

第一回施術時に股関節施術手順規則に従ってあなたの現状をできるだけ詳しく把握します。

どこが痛むか。痛む部位と動作の確認。

 

聞き取り検査(症歴、部位別、症状別、日常生活、仕事・・)

立位検査、座位検査、仰臥位検査、伏臥位検査、可動域検査などにより

 正確な現状把握から始まります。

 

 

これまで医療機関などで治療を受けられた方は

その経緯もまとめてご報告ください。

 

現状把握してから第一回の施術です。施術の特徴は次の通りです。

 

 

体に対して無理なことは一切しません。

施術は痛みと危険がないので安心して受けることができます。

 

 

すぐにその場で変化や改善効果が確認できることを目指しています。

 

・但し、全員というわけではありません。

多くの方がこれなら期待できると実感してくださいます。

初回からはっきりと効果が自覚できない場合もまれにあります。

この場合はなぜ、効果をその場で感じられないかの原因の特定し、

次回からの見通しを説明させていただきます。

 

 

・半年かかる人、1年以上かかっている方もいます。

それでも継続して来られるのは着実によくなっている実感があり、

諸先輩を見て信頼と将来への希望につながっているからだと思います。

当院は長期に渡る施術を一切強制したりしません。

自分自身の体で効果を感じ、

可能性を感じたら継続いただければいいと思っています。

 

 

 

・遠方の方あるいは仕事の関係で毎週来ることが無理という方がもちろんおられます。

できる限りご事情を考慮して、相談しながら可能な方法を選んでいきます。

自宅でできる自己療法を内容精査と現状把握を十分に行い、

痛みがその場で軽減する方法を選んで確認しながら改善に導きます。

 

 

 どんな姿勢でも施術ができます。

立った状態、座った状態、寝た状態、横になった状態等です。

無理な姿勢、少しでも苦痛を伴う姿勢は避けて施術します。 

 

・痛いこと、辛いことはしないという原則があります。

一番楽な姿勢が緊張解消をもたらしますから、一番楽な姿勢を選びます。

 

 強い力や速度で施術するのではなく、身体が反発しない、ゆっくりとした

優しい動きを何より大切にして施術します。

 

身体を支配する脳がこの動きを安全なものとしてに受け入れることで

心地よく緊張が解消して行くからです。

 

 自然形体療法は本来理論的、科学的であり、再現性があります。

それともう一つの特徴は、実際に私が痛みを嫌というほど味わってきた経験の中で

つかんだノウハウを活かして施術者で共有しています。

 

施術のレベルアップにうるさい私を実際に施術しながら会得してきた経験が施術者にあります。

施術レベルの高さは実際に良くなった私が保証します。

5. 施術頼りではよくなりません。自己努力も大切です。

 

股関節症からの脱出は決して容易ではありません。

はっきり言って施術頼りだけでは難しい側面があります。

 

 

1.施術から施術までの間の生活で元に戻ってしまうという問題です。

身体を使わないわけにはいかないから、いつものように使う。

時には痛みに耐えながら動かざるを得ないこともある。

 

よく「介護していて・・・」というお話を実際お聞きします。

お気の毒な限りです。

施術で一段上った階段を日常生活で一段降りてしまう。

この繰り返しではよくなりません。

 

 

2.施術を受けない日は日常生活で身体を使って負担をかけた分、

自分できちんと元に戻しておくことがどうしても必要になります。

 

 

3.それにはあなたの状態に合わせた必要な知識と正しい手入れ法を覚えて実践していただくことがとても大切です。

 

 

4.誰でも股関節症になるわけではありません。

偶然になったのではありません。

なるべくしてなった理由が必ずあります。

その理由を正しく見つけ、根本原因解消の手順と実践が必要です。

毎日毎日施術を受けていただけるならいいのですが、時間的にも経済的にもそれは大変です。

施術から施術までの間、元に戻らないよう自助努力をして頂くことが条件になります。

それに要する時間は約10分を一日2回程度です。

少しの努力が明暗をわけます。

 

 

5.自己療法はあなたの状態に合わせてできることから始めます。

やっていて「身体が喜ぶ」ことを重視して組み立てます。

 「やらなければならない」

ではなく

「気持ちいいからさあやろう」

という感覚を大切にします。

 

 

6.必ず良くなるとは約束しません。

残念ながら手術しか方法がないと判断せざるを得ない状態の方もあります。

その場合、迷わずに医療機関での再検査をお願いします。

それが責任ある施術家の取るべき道だと考えます。

 

 

 

7. 今来られてもたくさんの先輩方がおられます。

皆さん自分の体験を喜んで話してくださると思います。

私はよく「股関節仲間」という言い方をします。

同じ痛み、苦しみを味わってきた仲間です。

一歩先行く先輩の話はご自身の気持ちを軽くしてくれる力になります。

 

 

宇 野 敏 一

 

 

 

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