身体を酷使する仕事や激しい運動を続けていますと、筋肉疲労が発生します。また、無理な使い方や身体の歪みによって膝関節にアンバランスな負荷がかかります。その筋肉疲労の蓄積が出発点となって、次のような順序で変形性膝関節症に至ります。
変形性膝関節症に至る段階
変形性膝関節症は、これまでのカルテの分析結果によれば次のように進行していきます。
初期段階は、膝になんとなく違和感を感じるとか、曲げにくい、朝起きる時こわばりを感じる、動かしにくい、重い、鈍い痛み、などを感じますが動いている間に忘れてしまうような状態です。
中期段階になると、ハレや熱感を伴う膨隆が見られるようになってきます。次第に変形が進んでくると、痛みも出て動くことが億劫になるようです。また、動かすたびにきしむような音が出ることもあります。
後期段階になると日常生活にも支障が出てきます。日常的な動作、歩く、座る、しゃがむなどの動作が困難になってきます。動くのが痛くて苦痛になると精神的にも沈みがちになり、行動範囲も狭くなります。要介護への入り口の理由NO1が膝関節の痛みという厚労省の調査結果通りになります。
膝の痛みは段階を経てひどくなります。膝のこわばりや違和感、痛みなどを自覚したらできるだけ早い段階で問題点を把握する検査。問題点を解消する早期施術、日々改善のための早期全快へのスタートを切りましょう。
変形性膝関節症全快への道
変形性膝関節症は膝の関節にある軟骨が少しずつすり減って骨が変形してしまう中高年に多い病気です。年中きつい仕事や激しい運動を続けると筋肉疲労が常時存在する事になります。その結果、次の様な順序で変形性膝関節症を起こすようになるのです。以下の記述は、わが師故山田洋先生の独自の経験則により構築れた理論に一部加筆したものです
1. 疲労・酷使により、下肢の筋肉に左右均等でない拘縮や癒着がおきます。変形性膝関節症の場合は 縫工筋、半腱様筋、半膜様筋、大内転筋、薄筋、内側広筋の緊張と癒着、に加えて、これらの腱に疲労による腫脹がでてきます。
膝は外側に弯曲しO脚になることが多いです。特に膝関節内側の上記筋肉、腱の腫脹は手で掴めないほどになることもあろます。そして、それが硬く拘縮して、まるで骨が出現したかのようになることもあります。
※この緊張と癒着を取り除く施術は、MCという独自の施術道具を使って行います。このMCは、三度特許申請しても却下されました。それで特許庁に出向いて審査官の前で実際に使って見せたところ即座に特許されたという実話があります。緊張も癒着も見事に解消される道具です。
2.筋肉の拘縮や癒着が膝関節の不整動の原因となります。
この不整動によって、関節や靭帯に左右均等でない過度の力が働いて、関節面が平面でなくなって傾きができます。この時、膝を曲げると痛い状態です。
3.関節面の傾きがあると運動をする時に、脛骨に左右均等ではない力が働きます。その結果、外側または内側の一方に力が加わって半月板や関節軟骨が摩耗して変形します。
※関節面の傾きは施術によって解消できます。解消した瞬間に痛みが消えますし、動きが軽くなりますので、誰よりもご本人が納得されます。
4.時に膝関節にロックが掛かって動けなることもあります。しかし、これも心配いりません。動作法と名付けた手法でロックは即座に解消することができます。これは他に類例がないと思います。
※ロック状態の方もこれまで二十名程度経験してきましたが、早い人は所定の手法で一〇分もかからず解除できます。 一方、時間のかかる方は一時間ほど悪戦苦闘した方もあります。解除できますが所要時間はやってみないとわかりません。
5.問題は筋肉の癒着が存在しているので脛骨が上方に牽引されていて膝関節の可動に必要な十分な間隔が無くなって可動が制限されることです。
※この癒着も点在する癒着か所を探して一つずつMCで解消する手法を行います。
強く早くしては癒着解消もできません。ゆっくり優しく行えば氷が解けるように癒着が解消していきます。癒着を確認する方法は指の感触ですが、慣れれば誰でもできます。但し、長年痛みに耐えながら酷使していますと、癒着の度合いも範囲も広がっています。再癒着という問題も出てきます。早く来てくださいという所以です。
6.左右均等でない筋肉の緊張や癒着は動作転位の起因となります。(動作転位とは動作する時に、関節の位置がずれることを表現した言葉です。)不正動といった方がイメージしやすいかもわかりません。この時、屈伸動作が痛みでできなくなります。膝が伸びない曲がらない状態です。特に大腿から膝関節内側に癒着が存在しているので、脛骨上部が後方に牽引されて下腿を前方に出そうとすると脛骨の上前部が大腿骨骨端にぶつかって、前十字靭帯に制限されてロックが掛ることもあります。この時、動作転位理論と手法が決定的な効果をもたらします。正確に行えばその場で劇的に痛みが消えます。
後期高齢者がピークになる時代を迎えています。膝関節の痛みが要介護への入り口第一位という調査結果があります。医療費が予算の中で占める割合が増え続け限界点に達している現状を危惧しています。
「わかりやすく」に重点を置くHPが多い中で、詳細に記述することの是非はあります。しかし、本当にお悩みの方、真剣に治したい方は変形性膝関節症に至る過程を読んでご理解ください。
「膝関節ケアトレが再発防止の決定版」
整形外科領域の先生方へのお願い
大学医学部の整形外科領域の先生方、整形外科医の先生方その他膝関節に関する研究者の先生方にお願いします。先生方の研究のためならノウハウを喜んで提供いたします。医学者・研究者の視点でこの施術法を検証してください。
そして、科学的に構成された施術法であることを検証して世界中で膝関節の痛みで苦しむ方を救ってください。医療施設不要、手術不要で膝関節の痛みの殆んどが解消できます。
このHPを一読頂きご興味・ご関心がある先生方、是非ご一報ください。
今、痛みで苦しんでいる方、貧しい国の方含め、痛みで苦しむ世界中の人に愛の手を差し伸べ、その笑顔を見たいと望んでいます。
膝だけではありません。首、肩、腰、股関節、どの関節でも動かすと痛いという痛みは、原則としてその場で解消できます。
できることなら、実際に関節疾患で来られる方を連れてきてその過程をつぶさにご覧になって検証してください。一人でも多くの方の膝の痛み解消につながることを願っています。なお、これまで30人を超える柔道整復師、理学療法士、整体師の先生方を研修生として迎え入れてきました。彼らは今、少年のスポーツ障害から年配者の膝の痛みまで確実に成果を上げて喜ばれています。是非、整形外科での治療現場に活かしていただければと切望しております。
変形性膝関節症・全快に至る過程
以下の一文は少し表現が難しいかもしれませんが、整形外科医の先生方にご理解いただきたいため敢えて掲載いたします。
1.筋肉疲労によって、下肢の筋肉に左右均等でない拘縮や癒着がおきます。変形性膝関節症の場合は縫工筋、半腱様筋、半膜様筋、大内転筋、薄筋、内側広筋の緊張と癒着、さらにこれらの腱にも疲労による腫脹が常在するようになります。そのために膝は外側に弯曲してO脚気味になります。
2.施術は激しい運動や仕事で負担をかけ続けてきた筋肉の緊張や癒着を解消することから始めます。癒着の解消法も定められてます。一つ一つ指先で確認しながら解消していきます。半月板損傷やオスグッド病は2~3回の施術でほぼ大丈夫です。
3.長期間酷使してきた結果である変形性膝関節症は回復まで時間がかかります。筋肉の緊張や癒着を解消することは多少時間がかかりますが確実にできます。
4.特に膝関節内側の筋肉、腱の緊張はひどく手で掴めないほどになることもあります。そして、そこを触ってみますと、それが硬く拘縮し、まるで骨が出現したように感じることもあります。
5.筋肉や腱の緊張解消は、実は身体の動きを司どっている脳(以下身体の脳といいます)への働きかけで行います。固い筋肉を揉み解そうとか叩くとか物理的に力を使うことは一切しません。優しい刺激で身体の脳に安心信号を与えることで緊張を解除するという手法を行います。
6.左右均等でない筋肉の拘縮や癒着は動作転位の起因となります。(動作転位とは動作する時に、関節の位置がずれることを表現した言葉です。)不整動といった方がイメージしやすいかもしれません。この動作転位理論と手法が決定的な効果をもたらします。正確に行えばその場で劇的に痛みが消えます。
7.不整動によって、関節や靭帯に左右均等でない力が強くかかります。
その結果、膝の関節面が平面で無くなり傾きができてきます。この時、膝を曲げると痛い状態が出現します。
8.関節面の傾きがあると運動をする時に脛骨に左右均等ではない力が加わることになります。いつも、外方向又は内方向に力が加わり続けますと半月板や関節軟骨が部分的な摩耗で変形する結果を招きます。
9.そうなると、屈伸動作が痛みで滑らかにできなくなります。膝が伸びない、曲がらない状態です。前十字靭帯に制限されて膝がガチっと固まって動かない状態=ロックがかるという現象が出てくることもあります。しかし、
心配はいりません。不整動を解除する手法が完成していますので、原則としてその場で解除できます。
10.説明がちょっと難しかったかもしれませんが、以上が変形性膝関節症に至る過程です。この過程が解明されていますので、難しくて直らないとされる変形性膝関節症も大丈夫、お任せくださいと言えるのです。