半月板は膝関節の中に半月の形で内側と外側に存在します。
半月板は柔軟性がありますが、膝の捻転などの動作で損傷することが多いようです。
半月板損傷というと大人の問題、お年寄りの問題と思われるかもしれません。
しかし、大人だけでなく実は若者にも多く見られます。
中学生くらいから半月板損傷になるケースが多いのです。
ひとつはスポーツでの膝のねじれ、ひねりで半月板損傷をおこす場合です。
もうひとつは40歳以上の中高年者がなれない運動や無理なスポーツにより
膝をひねるなどの動作で 内側にある半月板の損傷を起こすケースです。
立ち上がろうとしたときや階段の昇降時に、
膝の痛みを感じることが多いようです。半月板損傷の場合いずれも蹴る
動作ができないという 特徴があります。
走る。跳ぶ。投げる。どれもスポーツの土台となる力です。
子供の体力や運動能力は88年度をピークに大きく落ちているといいます。
中学生くらいの若者にも半月板損傷が多くみられることは
先述の通りですがさらに、びっくりするのは、たとえば子供の骨折。
なんと10年前の約1.5倍に増えたということです。
「転んでも手を付いて身体を守れない子供が実に1・5倍にもなった!」
衝撃的事実です。
上記の厚生労働省や文部科学省が平成19年10月に発表した体力・運動能力調査は
実に多くの示唆に富んでいます。
半月板損傷の施術現場にいると、こうした現代社会特有といっていい
問題を はっきりと感じます。
私たちはこの調査結果を見るまでもなく年配の方はもちろん、子供たちに忍び寄る
危機的状況を日々実感しています。
通学・通勤途中の人々の群れ。朝から精気のない表情、疲れた表情でため息をついている。
浅く速い呼吸。チック症状。うつむき加減の元気のない姿勢。
半月板損傷の施術現場にいると猫背気味であったり
左右に歪んでいる姿勢が多いように感じます。
歪みと半月板損傷はどういう因果関係があるでしょうか。
この視点から推察して言えることは、膝関節に均等に負荷がかからなくなるということです。
一方の膝に過度に負荷がかかれば症側の大腿四頭筋や周辺の腱、筋肉
靭帯に悪影響を及ぼします。その影響が形となって現象化したものが半月板損傷や
オスグット、変形性膝関節症などです。
私たちは半月板損傷の痛みを無くしさえすればそれでいいとは考えていません。
半月板損傷の根底にあるこうした問題点をなくして初めて
根本的な解決であると考えています。