リウマチが女性に多い理由と発症のメカニズム③

男性に比べて筋力が弱いのは女性です。

子供の頃から、遊びでも、身体を激しく使うような事はやりません。

筋力も耐久力も子供の頃から鍛えられていないので、

男性に比べ労働耐性がないと考えるのが自然ではないでしょうか。

力仕事を経験していないし、もともとの筋力が弱いので長時間の労働に

身体がついてゆけない。

それが、いきなり長時間、長期間の労働をせざるを得なくなると

身体が疲労を吸収できずに、疲れが溜まりに溜まっていきます。

それが、その人の体にとって、ある一定の耐えられる限度を超えた時、

そのまま使っていたらその部分が壊れてしまうから、身体を支配する脳は

身体の改造を決定します。

どの部分をどう改造するかが決まり、順番が決まると改造工事の命令が発令され、

改造が開始されるのです。

こうして、少しずつ改造が始まりますと、破骨細胞が活動を開始し、

血液が改造予定部分に集中し、熱を持ち、関節が腫れ、痛みが発生します。

これがリウマチの発症といえます。

   

2月4日
8月29日

約半年後、週2回の施術でむくみが解消し、指が伸びるようになってきました。

痛みがなくなったのは施術開始後約3カ月です。

   

筋力が相対的に弱い部分は身体の先端ですので、指先から最初に発症することが

多いのは当然のことですが、負担のかかっているところは必ずしも先端とは

限りません。ですから別の先端ではない部分から発症することもあるのです。

又、決まりきった動作を長年継続していますと、やはり疲労が特定部分に

溜まるので男性でも発症するということになります。


身体のある部分の使い過ぎということともう一つ、環境の激変、

精神的ストレスも原因となりえます。精神的ストレスは体にとって

最も大きな悪影響を与えます。

肉体的ストレスは労働を止めればその場で無くなるのに対し、

精神的ストレスは四六時中、睡眠中にも身体に影響を与え続け、

内臓の働きも、睡眠をも阻害します。

この悪影響は計り知れないほどの損害を身体と精神に与えることになります。

身体的ストレスと精神的ストレス、この二つが発症に大きな影響を与えていると

推測します。


女性にリウマチが多い理由を考える時、リウマチになった女性の生活歴を

お聞きしているとかなり無理している例が多いのです。家事も、仕事も、

育児も一生懸命やっている、あるいはやってきた事例が本当に多い。

無理を無理と感じないほど身体を酷使することに慣れてしまっている。

ゆったり、のんびりと寛ぐ習慣がないとも言えます。

睡眠時間を削らざるを得ないところまで家事や仕事を背負い自分を追い込んでいる。

それにじっと耐える生活になれている方がこれまで多かったのでそう推測しています。

 

こうして、少しずつ改造が始まると、破骨細胞が活動を開始し、

血液が改造予定部分に集中し、熱を持ち、関節が腫れ、痛みが発生する。

これがリウマチの発症である。

筋力が相対的に弱い部分は身体の先端であるので、指先から最初に発症することが

多いのは当然のことであるが、負担のかかっているところは必ずしも先端とは

限らないので、別の先端ではない部分から発祥することもある。

又、決まりきった動作を長年継続するとやはり疲労が特定部分に溜まるので

男性でも発症するのである。