2017年8月 滋賀県 小学校の先生方への「正しい姿勢研修」

8月末、今年度「正しい姿勢研修」でお世話になっている小学校の先生方を対象とした、

ミニ研修会を開催しました。

5、6年生の担任の先生だけでなく、保健の先生など多くの先生方にご参加いただきました。

 

2017年6月 滋賀県の小学校へ「親子でよい姿勢を」
       親子体験学習会に行ってきました!

 

 先日、滋賀県内の小学校で、「親子でよい姿勢を」と題したPTA主催の

親子体験学習会があり、講師として参加させていただきました。

こちらの小学校では、校長先生の下、

「子供たちが正しい姿勢を身に付けて、心も体ものびのびと育ってほしい」と、

今年度より力を注いでおられます。

 事前に、同小学校の5、6年生を対象に行ったアンケートで、

朝起きられない、頭やお腹が痛い、何かしらのアレルギーがある、

授業中にじっと座っているのがつらい・・・といったさまざまな問題点が

出てきていました。

 湖北地方の自然豊かな環境の中で育った子供たちでも、

都会の子供たちと同じように、さまざまな問題が出てきているということが

衝撃的でした。

 今回の体験学習会では、「姿勢はしつけである」ということ、

正しい姿勢を維持する筋肉は、正しい姿勢でしか作られないということ」を

お話させていただきました。

みなさん、本当に真剣に話を聞いてくれて、私としても嬉しい限りでした。

 

つまり、何度も何度も言い聞かせて、

はじめて身に付いていくということなのです。

 

大切なのは、楽しく、そして、誉めること。

 

楽しくないことは長続きしません。

ご家庭の中で、親子でいっしょに、楽しみながら

正しい姿勢を身に付けてほしいと切に願っています。

 

 

 後半は、実技を交えながら、正しい姿勢の作り方、

自分でできる体のゆがみの整え方を体験していただきました。

体のゆがみのメカニズムの説明では、

 

      筋肉が疲労や緊張で固くなる

           ↓

      固くなった筋肉は縮む

           ↓  

      縮んだ筋肉に引っ張られて骨(骨盤)がゆがんでしまう

 

という事を、実際に骨格標本を使いながらお話をさせていただきました。

 

では、どうすればゆがみを解消できるのか?

 

 実際に親子でペアになり、固くなった筋肉の緊張をゆるめていく方法を

試してもらいました。

 

まずは、片足だけやってみます。

 

「うわー、軽くなった!」

「たったこれだけで、こんなに違うのですか?」

「これなら、さっそく家に帰ってからできそうです。」

 

という声が、あちらこちらから聞こえてきました。

 

体のゆがみは、自分で整えることができます。

自分の体は自分で手入れをしていくことが大切である。

これは、大人も子供も関係ありません。

この機会に、家庭の中で、家族の中で習慣化していていってもらいたいのです。

体験学習会後の質疑応答の時間。
たくさんの保護者さんが残って、
宇野先生のお話を聞いておられました。

 子供のころから自分の体を意識することは、

健やかな成長につながることはもちろん、

例えば、クラブ活動やスポーツにおいても、

パフォーマンスの向上、疲労回復が早くなる、

ケガをしにくい体を作ることができます。

 

 私は、これから心も体も大きく成長していく

子供たちに、学校生活やスポーツ活動に

思いっきり打ち込んでもらいたいです。

 

子供である時間は、決して長くはありません。

子供時代でしか経験できないことがたくさんあります。

 

 朝から「疲れた・・・。」と言っているのは、本当にもったいないと思います。

けっして、その子が怠けているわけではないのです。

ゆがみのある体では、自律神経が十分に働くことができません。

「疲れた・・・。」と言わなくてもいいように、

自分の体を整えていけばいいだけです。

 

体のケアは、小さな子供さんには少し難しいかもしれませんが、

小学校高学年の子供たちにならひとりでじゅうぶんにできることです。

 

子供たち自身が自分の体と向き合い、ゆがみを整えていくことが習慣化されれば、

こんなにすばらしいことはありません。

 

今回、子供たちと保護者さんに一堂に集まってもらい、

このような時間を持てたことは、私としても本当に嬉しかったです。

本当にありがとうございました。

 

今回の親子体験学習会で学んだことを、

家庭で、親子いっしょに、楽しんで実践していってもらいたいと思います。

 

2017年6月 滋賀県
第3回 小学校の「正しい姿勢研修」

6月22日、滋賀県内の小学校において、「正しい姿勢の作り方」研修の

3回目を行いました。

今回も、5、6年生の児童の皆さんに参加していただき、自分で自分の体の

ゆがみを整える体操の復習と、正しい立ち方・座り方を覚えていただきました。

体のゆがみを整える体操は、正しいやり方と順序を、担任の先生方も一緒に

確実に覚えてもらいました。

ひと月たって、みんなかなり自己流になっていました。

 

これから毎日の朝の会で、クラス全員で実践してくださるそうです。

3か月後、半年後に、子供たちにどんな変化があるのか、今からとても楽しみです。

 

見た目の変化に、思わず拍手が・・・

正しい立ち方・座り方は、少し意識をするだけで

みんな背筋がピンと伸びたキレイな姿勢に

なりました。

お互いの姿を見て、

 

   「お~!かっこいい!!」

   「ピンとしていて、とてもキレイ~!」

 

と、とても嬉しそうです。


正しい姿勢は、毎日の習慣で作られます。

毎日続けることで、正しい姿勢を維持するための筋肉ができていきます。

家でも学校でも、気付いた時に「正しい姿勢」を意識してほしいと思います。

 

「正しい姿勢」は、今日やってすぐに結果が出るものではありません。

毎日、ゆがみを整える体操と、正しい立ち方・座り方を続けていると、

 

   「あれ?何だか体がすっとしているな。」

   「前より正座が楽にできるようになった。」

   「朝スッキリ起きれるようになった。」

 

など、だんだんと、自分の体の変化に気がつくようになります。

 

この機会に、子供たちには正しい姿勢を身に付けて、のびのびと

成長していってもらいたいと思っています。

2017.6月 京都市松尾学区子育て支援連絡会主催
「あつまれ松尾っ子」にて姿勢講習を行いました!

京都市の松尾学区の子育て支援連絡会の皆さんから

声をかけて頂きました。 

松尾学区内の保育園、幼稚園関係の皆さんが、

切実な問題として姿勢を取り上げることに

なったそうです。

 

 
「うちの子、姿勢が悪いんです! 」

「いくら言ってもダメ、ちっともよくなりません!」 

「正しい姿勢にするにはどうしたらいいのですか?」

 

HPでこうした活動を掲載していると、姿勢に関する声がたくさん届くように

なりました。

 皆さん、決して無関心ではありません。

しかし、具体的な改善策となると、どうしたらいいのか、頭を抱えていらっしゃるのが

現状ではないでしょうか。 

姿勢の問題は「しつけ」の問題でもあります。

一朝一夕で解決はできません。

毎日の暮らしの中での習慣化が大切です。 
 
  「言って聞かせて、やって見せて、やらせてみせて、

                褒めてやらねば人は育たじ。」 
 

 

<姿勢が悪いデメリット>

・格好が悪い

・元気が出ない 

・暗い感じで陰気な印象を与える 

・集中力が続かないから勉強・運動にも本来の力が 出せない 
 
 
 <正しい姿勢のメリット>

まず見た目ピシッとして格好いい 

・自律神経の働きが活発になり、元気が出てくる

・集中力がつくから勉強・運動も本来の力が発揮できる

・考えかたまで積極的になる (プラス思考)

・ホルモン分泌にまで影響を与え、リーダーシップがでてくる 
 
 


こうした事実情報をきちんと説明してあげること。 

そして、こうすればいいとやり方を説明し、差異を見せてあげること 。

真似してやってもらうこと 。

そして、うまくできたら褒めてあげること 。


 
ガミガミ叱るようなしつけでは、姿勢と聞いただけで拒否反応が出てきます。 

家族みんなで習慣化。親御さんもまず自分から始めてみませんか? 

みんなで正しい姿勢が習慣になるように注意しあうこと。 

半年、1年たって、ようやく少し定着してくる、

あるいは、ふと自分で気づく・・・。

それでいいと思います。ちょっとした変化が大きな変化につながっていきます。 
 

 

じつは、ここで一つ問題があります。

正しい座り方、立ち方をいくらお教えしても

ダメなんです。 
 
幼稚園のお子さんでも、すでにこの年齢で

体幹が歪んでいる子がいます。 

この歪みを整えてからでないと、正しい姿勢を作る

ことができないのです。 

では・・・。

 
  1、歪みがあるかどうかの調べ方 

  2、歪みの治し方 

 

この二つをご両親、ご家族が、知識と実技を身に付けて頂くことが大切なのです。 
 
 
本来の予定時間が終わってからも、私がタクシーで帰るまで

具体的な相談に来てくださいました。

この日の講習だけでは、全てが解決できるものではありません。

今回のことは、きっかけに過ぎません。

でも、これがきっかけとなって、正しい姿勢を作る出発点になれば大成功です。 
 
毎週土曜日の午前中、京都の関西予防医術研究所の一室を無料開放します。

来て下さった方に姿勢に関すること、

その他、子供さんの問題についてアドバイスをさせていただきます。

どうぞお気軽にお越しください。 

2017年5月 滋賀県
第2回 小学校の「正しい姿勢研修」

5月9日、滋賀県内の小学校において、「正しい姿勢の作り方」研修の

2回目をおこないました。

前回は、ひとりひとりの体のゆがみをチェックしました。

私たちが思っている以上に、子供たちの状況は深刻でした。

 

今回から「正しい姿勢研修」の本番です。

「正しい姿勢」は、まず、体のゆがみをまっすぐに整えることから始まります。

背骨が曲がった状態で、むりやり「正しい姿勢」を身に付けようと思っても、

すぐに元の曲がった状態に戻ってしまします。

 

まず、今あるマイナス(体のゆがみ)をゼロに戻すことが大切です。

 

何人かのグループに分かれて、体のゆがみを整える体操を覚えてもらいます。

みんな、かなり苦戦しています。

覚えてしまえば、簡単な体操なのですが、手の当て方や、体の動かし方など、

正確に行わないと効果がありません。

高学年の児童のみなさんでも、なかなか最初は難しいようでした。

一度で完璧に覚えることは大変なので、近いうちに復習会をすることにしました。

 

実際に、教室の椅子をお借りして
ひとりずつ座り方を確認しています

 

後半は、「正しい立ち方・座り方」についての

お話と実践の時間です。

普段の立ち方・座り方をしてもらった後、

少し姿勢を意識した立ち方・座り方を

行ってもらいました。

 

ほんの少しの事で、背筋がピンと伸びた

美しい姿勢になりました。

 

今は、この姿勢を長時間維持するのは難しいですが、

いつもこの姿勢を意識することで、正しい姿勢を維持するための筋肉が

ちゃんとできてきます。

 

正しい姿勢を維持する筋肉は、正しい姿勢でしかつくられない

 

私たちが、いつもお伝えしていることです。

 

2017年4月 滋賀県
第1回 小学校の「正しい姿勢研修」

4月25日、滋賀県内の小学校へ、「正しい姿勢研修」にいってきました。

こちらの学校の校長先生が、子供たちの姿勢について以前より関心があり、

子供たちが正しい姿勢を身に付けてほしいと、つねづね思っておられたそうです。

今回、このようにして、「正しい姿勢研修」ということで、

子供たちと一緒に楽しく「正しい姿勢」を学んでいけたらと思います。

さて、まず最初に、子供たちの体のゆがみをチェックしていきます。

立位や伏臥で、現状を見させてもらいました。

今回の研修は、5、6年生の児童が対象ですが、すでに何人かのお子さんは

体のゆがみが顕著に表れています。

担任の先生方も、「こんなに歪んでいるのですか?」とびっくりされていました。

 

授業中にじっと座っていられない、すぐにキレる、朝から元気がない・・・。

新聞やニュースなどでよく目にすることです。

身体が歪んでいる状態では、背骨の中を通っている自律神経は

正常に働くことができません。

その結果、身体に様々な問題が現れてきます。

 

「姿勢の悪さが引き起こす異常!」について、詳しく知りたい方は、

こちらをクリック。

「正しい姿勢」は、一朝一夕で身に付くものではありません。

姿勢は「習慣」です。

何度も何度も同じことを繰り返して、体に覚えてもらいます。

ですから、子供たちが「正しい姿勢」を身に付けようと思ったら、

ご家庭や学校の協力が欠かせません。

この機会に、お家の方も、先生方も、一緒になって、「正しい姿勢」を

身に付けていっていただければ、嬉しいです。

 

時間の関係上、今回は歪みのチェックと現状把握のみとなりましたが、

いよいよ次回から、歪みの整え方、正しい立ち方・座り方を実践していきたいと

思います。

 

神戸市 正しい姿勢の研修会

 

正しい姿勢についての研修会行ってきました。

神戸市のS台幼稚園。

 

私の希望は講演という一方通行のものではなく、今日から子育ての日常に反映できる

実践的な考え方と具体的な問題解決になる実技を習得して頂くことでした。

次々質問が来るという私の望む双方向での研修会になりました。

90分の予定が30分延長という盛り上がりでした。

切実な質問が押し寄せてきます。

子育てという過酷な生活の実態が浮かび上がってきます。

お母さんたちの真剣な目。熱心に聞いては質問が次々来ます。

子育てというよりお母さんがご自分の身体で実感している問題に移っていきます。

肩が凝る。首が凝る。朝起きた時腰が痛い。踵が痛い。頭痛になりやすい・・


その場で体験していただきます

お母さんの姿勢をチェック。全身の歪み方をチェック。

その様子を皆さんに見ていただきます。

全身の各部位の歪みが明確な左右差となって確認できます。

漠然と見ていると全く分からない全身の歪みがっはっきり確認できる。

この歪みがどういう影響を身体に与えるかを説明し、その人独自の歪みをどうしたら解消

できるか。その方法までお教えします。

知識だけでは何の役にも立ちません⇒知識プラス実際にやってみる⇒効果を自分で確認する

⇒する前と後の違いを実感する。

このサイクルが必要です。

リアルな実体験が正しい姿勢つくりの一番の動機づけとなり原動力になります。

一人一人違う歪みの解消法をお教えし、実際にやってもらいます。

教えた通り肩や首のコリをスッキリ解消。腰が軽くなり痛みがなくなります。

はっきりと自分の身体で実感できるから納得です。

私がお呼びいただいた目的は「正しい姿勢の作り方」です。

正しい姿勢の作り方の時間は30分程度。

後の90分はお母さんの現実問題の解決法講義と実技指導になりました。

首こり、肩こりを3分で解消する実習。真剣そのものです。

腰痛の解消法も2~3分です。条件は「押す」「揉む」「叩く」の禁止です。

なぜこうしたことを教えるかと言えば、正しい姿勢の作り方は健康体、自然体になって初

めて可能だからです。

今あるマイナスをゼロにすること。

猫背が定着していたり、歪んでいる、傾いている、捻じれている状態から一気に正しい

姿勢を作ることは難しいのです。

健康体、自然体を作ってから、正しい姿勢の作り方を

生活習慣化すること、これが手順です。

マイナスをゼロにして初めて前向きにスタートです。

幼稚園や小学校・・できるだけ早いほどいいのです。

理想は小学校に入学前に正しい姿勢を習慣化すること

です。

参加者の声

最初から、先生のきさくな感じで接して頂き、とても楽しく、有意義な時間を過ごせました。

私自身も、肩こりからの頭痛だったり、主人も腰痛がひどく、簡単な体の動作だけで軽くなったのが実感でした。

主人も、強い指圧だったり、たたいたりの処置だったので、体にとって良くない事だというのもおどろきでした。

子供にスキンシップを・・・。基本的な事が理にかなっている・・・。

本当に納得のいく事ばかりでした。

今回の短時間ではたりないくらいです。機会があれば、また参加させて頂きたいです。ありがとうございました。

 

今日はいろいろありがとうございました。

どこかが痛いとすぐ病院と思いがちですが、手という一番の道具があることを知りました。

息子とスキンシップをとりながら、たまにはゆったりした時間をとり、先生に教えていただいたことを家でやっていこうと思います。

HPや動画で先生の知識を学べたり、見れたりするものはないのでしょうか?

それがあればいつでも見て真似ができるなあと思いました。

 

 

子供の姿勢というテーマだったので、普段、姿勢の悪い我が子をどうにかできないかと今回参加させて頂きました。

直す方法だけではなく原因からわかりやすく説明してもらい、家でやってみようと思いました。

続けないと身につかないのも、改めて考えさせられました。

簡単な方法でできることからやっていきたいです。

また、出産後ということもあり、骨盤のゆがみや姿勢(ゆがみ取り)まで聞けてとてもよかったです。

ありがとうございました。